保育現場においては“ヒヤリ”“ハット”することが毎日のように発生します。WITHグループの運営する保育園では、保育の質の向上を求める研修会を日常的に行っています。救命講習や給食研修に加え、応急手当研修といった実用的な研修をはじめ、食育活動にも力を入れています。本紙では、具体的な取り組みを紹介します。
ブレスチェック & 入眠チェック
SIDS(乳幼児突然死症候群)のリスクを減らすための対策の1つとして、ブレスチェックを欠かさず行っています。0歳児〜1歳児は5分間に1回、2歳児は10分に1回の呼吸チェックを行い、さらに、3歳児以上に対しても入眠チェックを行っています。しっかりとチェック表への記載を義務付けることで見落としを防いでいます。

ブレスチェック表

ストップウォッチで
時間を測って確認します
ブレスエアーマット
WITHグループオリジナル布団「ブレスエアーマット」は、クッション素材、通気性、洗濯・乾燥性、耐久性、耐圧分散性など多くの優れた特徴をもっています。
0〜2歳児のお子様を対象に使用しています。
うつぶせ寝になり口をつけても呼吸のできるほどの通気性があり窒息のリスクを軽減、また、熱がこもったり、ムレたりもしないのでより安全です。

網状になった中材の構造

ブレスエアーマット
緊急搬送訓練 & 避難訓練
避難訓練に加えて2017年より緊急搬送訓練を月1回、全園で行っています。急な事故がおきても保育士が対応できるように救命人形を使用して心肺蘇生法と人工呼吸を主として訓練を行っています。もちろん、季節に合わせての溺水対策や誤嚥・誤飲訓練も行っています。

心肺蘇生法も実践を踏まえてしっかり訓練します
AED(自動体外式除細動器)の常設
全園にAEDを配置しています。ただ設置するだけでは緊急時に対応するこはできないため、園内では月に1回以上、緊急搬送訓練を通して万が一の事態にも迅速に対応できる訓練を行っています。
職員も救命講習を受け緊急時に対応できる体制を作っています。

設置されているAED